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日々の出来事から思い、動物、科学にわたって様々な自由な内容です。

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第13話 猫のデビュー

 これで3話続けて猫の話題となる。これは不思議なことではなく、今のわたしの最も楽しみにしているのが猫との暮らしだからである。  今日、仕事から帰ってくると3匹の見慣れない子猫が寝そべっていた。最初に気づいたのは2匹であって、この2匹は時々見かけていた。寝室の隣の部屋は猫たちに占拠されている。そこのやや奥深いところに母猫は子猫を産んで育てていて、わたしがお目にかかれるのはほどよく大きく育ってからで、母猫は産んだ赤ちゃん猫を「こんなん産みました」と言って、わたしに見せにこないのである。従って、わたしは母猫が何匹産んだかを知るのは暫くしてからとなる。それでもわたしは赤ちゃん猫を見てみたいものだから隣室を暇なく訪れる。そこで本日デビューした2匹を見かけたのである。  デビューした舞台はわたしの寝室でエサ箱をおいてある。子猫がわたしに会いにきたのではなくエサを食べにきたのは明らかであるが、それでも嬉しいものである。そのデビューした子猫を眺めて喜んでいると、その傍らになにかしらの物体が存在した。よく見ると初お目見えの3匹目の子猫であった。これで今年の子猫は15匹となったが、全てに名前をつけている。もちろん顔と名前は一致する。よく似た子猫が何匹かいて間違えることもあるが、すぐに訂正して呼び直す。猫たちは自分の名前を知らず、呼んでも返事はないから訂正する必要はないのだが、わたしの気がすまない。そこで3匹目にも名前をつけた。名前はすぐに決まり「みっけ」となった。その時のわたしの心境が「みっけた~」という衝撃だったためであるが、やはり子猫は自分の名前を呼ばれても返事をしない。  2日くらい前にお庭デビューをした子猫が2匹いて、庭で一緒に遊ぼうとしたが、その2匹は揃って藪の中へと消えていった。その2匹の心境はなんとなくわかっていて、わたしを警戒したのだと思う。成猫となっても部屋の中では懐くものも、外ではわたしを認識することが困難らしい。認識できる猫もいるのだが、多くは半信半疑のようである。はたして、わたしなのだろうかと思っているようである。そのせいで2匹の子猫は暗くなっても部屋に戻ってこなかった。そろそろ寝ようかと布団に入ると、その2匹が帰ってきた。1匹は目に大きな涙を溜めて、よほど寂しかったのだろうか。しかし、猫も泣くのであろうか。涙はどこかに目をぶつけたせいなのだろうか。

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