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第21話 錯覚の子猫

 4日ほど前にデビューした子猫たちのことを記事にしたが、その日わたしは大きな錯覚を起こしていた。結論から言うとデビューした子猫たちは3匹ではなく4匹だった。何故に錯覚を起こしたかと考えるまでもなく、理由は明白だったのだが、2日ほど錯覚は続いたのであった。
  名前をつけて猫たちを呼んでいるのだが、どうしても名前とその顔や姿が一致しなかった。“みっけ”と名づけた子猫は三毛猫の態をしているので間違えようはなかったが、残りの3匹が問題であった。余談であるが、今その“みっけ”が膝の上にやってきて「ミャーミャー」と何かを訴えている。残念ながら“みっけ”との意思の疎通は難しく何を訴えているのかわからない。
  さて、3匹の子猫であるが、身体全体が白を基調としている。ところどころに薄い灰色の紋様を持っていて、よく似ているのである。他にも少し大きくなった子猫たちがいて、お乳を奪い合うように母猫に群がっているのである。その由で、わたしは3匹を2匹と錯覚したのだが、思い込みとは怖いもので2匹だと思っていたため3匹の子猫たちと名前が一致しなかったのである。
  暫くしてから3匹いると確信したのは、3匹が同時に目に付いたときだった。「あれっ」と思ったわたしは、「なんだ、3匹いたのか」と知ることになり、名前を付け直さざるを得なかった。子猫の名前は特別な意味を持っていない。その時、頭に浮かんだ単語をそのままつけるのが慣わしである。その猫を個別に認識するためだけに名前をつけるのだが、名前とは不思議なものでいつの間にか名前に愛着を持ってしまう。そのためあまりいい加減な名前をつけないようにと心掛けているのだが、つけるときはやはりいい加減になる。
  錯覚していたのは子猫の数だけでなく、母猫の数もそうであった。4匹だと思っていたのだが、実は5匹いた。忘れられた母猫の1匹はあまりお乳が出ないようなのだ。よって、わたしはその母猫が母猫だと認識しなくなってしまったのだ。昨日、例年のように猫たちの系図を更新していた。どの子猫がどの母親から生まれたのかエクセルを使って系図としているのだが、どうしても子猫の母親を特定できないでいた。近々のことであるからいくつかの状況を思い出して、「クウも母親だったのか」と思い出した。
  我が家だけかもしれないが、母猫は自分が産んだ子猫でなくともお乳をあげる。従って、子猫も実の母親が誰であるのかわからないらしい。そこにお乳があれば、争って貪るように群がっていく。悲しいことだが、力の弱い子猫はあぶれることになる。しかし、他の母猫が「おいでおいで」というので、今のところお乳の資源が足りないということはないようだ。子猫たちも大きくなってきていて、ドライフードも食べるようになった。一番小さい“みっけ”でも食べている。“みっけ”の体長は頭の先から尻尾の先までで20cmに足りない。ひ弱で生存を心配していたが、ドライフードを食べているから一安心と思っている。

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