freecontentのブログ

日々の出来事から思い、動物、科学にわたって様々な自由な内容です。

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第14話 宇宙の分解

 この記事は閃きによるものではなく、むしろ苦肉の策と言ってもよい。+と-から創造される宇宙を思い描いてもこれといったイメージは浮かんでこなかった。それではと自分の所有物を利用してみることにした。それ故に上手く結果が得られるかは保証の限りではない。おそらく読者の方には何を書いているのかさっぱりわからないと思うが、それは当然で自分の頭の中を綴っているだけなのである。この先も理解しがたい説明が続くが、もしわたしの文章を最後まで読み続ける忍耐力があって、理解できたとしたら是非一報いただきたいと思う。文章は何日か何話か続くことになるが、その文章内容を理解できた人は今まで存在しない。その意味で希少な方となるのでお願いしているのである。但し、ためになるかどうかは保証できない。
 座標系は2次元としたい。直交座標でなくとも構わないと思うが、念のため直交座標としておきたい。以下に2つの図を示したい。これがこの話の始まりとなる。


     図-001  


 始点も終点もない無限直線を想定する。図では4点描いたが、複数の点が存在するとする。すると、複数の点と無限直線との関係は次の2通りとなる。
 ① 点1と点2のように無限直線の左側に存在する点の集合が得られる。←集合PL 
 ② 点3と点4のように無限直線の右側に存在する点の集合が得られる。←集合PR 
点の全体集合をPとするとP=PL+PRとなる。実は無限直線上にのってくる点が存在するが、話がややこしくなるばかりなので、ここでは無視することにしたい。尚、左右ではなく上下でもよい。2分できれば何でもいいのである。


図-002


  線分をA~Dの4本描いたが、複数本存在するとする。線分0を親線と呼びたい。親線と他の複数の線分の関係を示したいからである。また、親線から延長した仮想の無限線分を上下に描いた(つもりである。絵が下手><)。すると、親線と複数の線分との関係は次の4通りとなる。
 ① 線分Aのように仮想の無限線分上で親線と交差する。←集合SC 
 ② 線分Bのように親線の線分上で交差する。←集合SX 
 ③ 線分Cのように仮想の無限線分の左側に存在する。←集合SL
 ④ 線分Dのように仮想の無限線分の右側に存在する。←集合SR
 ここでも、無限直線上に重なってくる線分が存在するが、話がややこしくなるばかりなので無視することにしたい。
 複数の線分の全体集合をSとするとS=SC+SX+SL+SRとなる。

第13話 猫のデビュー

 これで3話続けて猫の話題となる。これは不思議なことではなく、今のわたしの最も楽しみにしているのが猫との暮らしだからである。  今日、仕事から帰ってくると3匹の見慣れない子猫が寝そべっていた。最初に気づいたのは2匹であって、この2匹は時々見かけていた。寝室の隣の部屋は猫たちに占拠されている。そこのやや奥深いところに母猫は子猫を産んで育てていて、わたしがお目にかかれるのはほどよく大きく育ってからで、母猫は産んだ赤ちゃん猫を「こんなん産みました」と言って、わたしに見せにこないのである。従って、わたしは母猫が何匹産んだかを知るのは暫くしてからとなる。それでもわたしは赤ちゃん猫を見てみたいものだから隣室を暇なく訪れる。そこで本日デビューした2匹を見かけたのである。  デビューした舞台はわたしの寝室でエサ箱をおいてある。子猫がわたしに会いにきたのではなくエサを食べにきたのは明らかであるが、それでも嬉しいものである。そのデビューした子猫を眺めて喜んでいると、その傍らになにかしらの物体が存在した。よく見ると初お目見えの3匹目の子猫であった。これで今年の子猫は15匹となったが、全てに名前をつけている。もちろん顔と名前は一致する。よく似た子猫が何匹かいて間違えることもあるが、すぐに訂正して呼び直す。猫たちは自分の名前を知らず、呼んでも返事はないから訂正する必要はないのだが、わたしの気がすまない。そこで3匹目にも名前をつけた。名前はすぐに決まり「みっけ」となった。その時のわたしの心境が「みっけた~」という衝撃だったためであるが、やはり子猫は自分の名前を呼ばれても返事をしない。  2日くらい前にお庭デビューをした子猫が2匹いて、庭で一緒に遊ぼうとしたが、その2匹は揃って藪の中へと消えていった。その2匹の心境はなんとなくわかっていて、わたしを警戒したのだと思う。成猫となっても部屋の中では懐くものも、外ではわたしを認識することが困難らしい。認識できる猫もいるのだが、多くは半信半疑のようである。はたして、わたしなのだろうかと思っているようである。そのせいで2匹の子猫は暗くなっても部屋に戻ってこなかった。そろそろ寝ようかと布団に入ると、その2匹が帰ってきた。1匹は目に大きな涙を溜めて、よほど寂しかったのだろうか。しかし、猫も泣くのであろうか。涙はどこかに目をぶつけたせいなのだろうか。

第12話 布団の上の猫たち

 最近、わたしと猫たちは同じ布団で寝ないようになった。何故かと思いを巡らしてみるとそれは季節のせいではないかと思う。日本には春夏秋冬という季節が存在する。今は夏で暑い季節である。おそらく、猫たちにとっても暑い季節のはずなのである。思い返してみると、猫たちと同じ布団で寝たのは冬の間だったと記憶している。どういう状態で同じ布団に寝たかというと、わたしが布団を被って寝ようとすると、わたしの足の上辺りに猫たちが集まって寝るのである。10匹以上の猫が足の上に寝るものだから重くて敵わなかった。自然とわたしは足で蹴飛ばして猫たちを追い払っていた。それでも最初のころは、すぐに集まってきてわたしの不眠の原因の1つとなった。猫たちとの折衝の末に決まった約束事は、布団の上で寝てもよいがわたしの足の上ではなく、脇に寝るということであった。素直な猫たちで時々約束を破るものはいたが、概ね約束事は守られていた。
 何匹かの猫が知恵を絞ったらしく、足の上ではなく布団の中なら足は重たくないだろうと潜り込んでくるものが現れた。わたしが寝ている間に潜り込んでくるものだから追い払うことは困難であった。冬でもあったし、猫の温みが心地よかったのかもしれない。潜り込んでくることは許可することにした。ところが、幾日かするとわたしの身体に湿疹が出始めた。最初はさほど痒くもなかったのだが、どんどん身体を侵していって、ついには皮膚科にいくはめになってしまった。診断結果は身体にカビが生えたのだそうである。皮膚科の先生によれば、それほど重症でもなく珍しいものでもないらしい。わたしがカビの原因が猫らしいと告げると「そういうこともありますよ」という返事であった。ところが、猫の数を聞いて先生は「猫も痒がっていたでしょう」と言った。その意味が今でもわからない。わたしが、元凶だといいたかったのだろうか。あの時の先生の目を思い出すと同情が猫たちに移っていたように思えるのである。飼っていい猫の数というものは決まっているのだろうか。
 それ以来猫たちが布団の中に潜り込むことを許さないでいたが、部屋自体がカビの温床となっていたようでわたしの症状はなかなか回復しなかった。決心したのは寝室を移すことであった。自室は6畳2間を持っており、1間を放棄し猫たちに開放したのである。わたしは別な部屋に移って眠るようになったが、猫たちは後を追うように集まってきた。以前にわたしは2間の間に20cm四方くらいの猫の通路を作っていたのである。布団の中には潜らせなかったが、布団の上の足の脇には猫たちが屯していた。
 それが、いつのころからかわたしと離れて寝るようになった。実に寂しい限りである。身体にカビは生えて欲しくないが、猫たちが疎遠になるのも寂しいのだ。それでも、嬉しいことがある。今も捕まえた獲物をわたしに自慢しにやってきている。今日はネズミであるが、2,3日前は蛇であった。わたしは少ない生活費からエサ代を捻出している。それを気遣って獲物をとってくるのだから可愛いものである。